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このページは2025年に調査した内容を掲載しています。

フィンランドでは、すべての人に平等な教育機会を提供するための教育制度が確立されており、小学校入学の1年前から始まる就学前教育、日本の小中学校に相当する総合学校、高校・職業専門学校に相当する後期中等教育、高等教育は無償です。

フィンランドの教育制度は義務教育が始まる前に提供される幼児教育から始まります。就学前教育を経て、子どもが7歳に達する年から9年間の基礎教育から義務教育が始まり、卒業すると本人の適性に応じて高校か職業専門学校に進学することができますが、この後期中等教育も義務教育です。高校卒業時には全国レベルの卒業試験を受け、試験に合格することで、高等教育機関や職業専門学校に進学するための資格を得ることができます。
フィンランドの高等教育機関には少なくとも修士号までの取得が前提となる学術系の総合大学と、学士号の取得を前提とし、より職業に根差した実践的な課程を履修する応用科学大学の2種類があります。
総合大学の学士課程の標準的な修業年限は3年、修士課程は2年です。応用科学大学の学士号の取得には通常3.5~4.5年がかかり、修士課程に進むためには学士号の取得後、少なくとも2年間の就業経験が必要になります。

フィンランドの高等教育機関はすべて政府から資金や権限が付与されており、事実上日本のような私立大学は存在しません。応用科学大学は、自治体のほか民間企業が設立者に含まれる場合がありますが、その場合も学生・家庭の費用負担はありません。総合大学は、2010年に大学法の改正によって国立大学から公共機関(大学法人または財団)となりました。
 
新年度は秋学期(就学前教育や総合学校、高校では8月、職業専門学校や大学も学部や専攻により8月から9月)に始まり、翌年5月で終業となります。
 
[基礎教育・高等学校の学事歴]
秋学期(入学・始業)         8月上旬
秋休み                              10月中旬頃(約1週間)
クリスマス休暇                12月下旬~1月上旬
春学期                              1月上旬
冬休み                                2月中旬頃(約1週間)
終業日                                5月最終日
夏休み           6月~8月上旬まで

その他:任意の教育
・芸術基礎教育(建築、サーカス、ダンス、メディア、音楽、文学、演劇、ビジュアルアート)
・教養成人教育

独立行政法人日本学生支援機構(JASSO)は、
文部科学省が所管する団体です。
学生支援を先導する中核機関として、「奨学金事業」
「留学生支援事業」および
「学生生活支援事業」を
総合的に実施し、
次世代の社会を担う豊かな
人間性を備えた創造的な人材を育成すると
ともに、
国際理解・交流の促進を図ることを目指しています。