留学先の国の特徴や留学情報をご紹介。
国ごとの違いを明確に知り、自分にあった留学先を見つけましょう。

このページは2024年に調査した内容を掲載しています。特殊文字や記号は省略しています。

初等・中等教育:義務教育学校は、7歳から16歳までの9年間です。義務教育を修了すると、上級中等学校へ進学し、大学教育進学準備課程、もしくは職業教育課程のどちらかを選択します。

高等教育:高等教育機関は約40校あり、大学(Universitet)とカレッジ(Hogskola)に分けられます。この二つの制度的な違いとして、大学では、博士課程前半で取得できる学位Licentiatexamen、あるいは博士号Doktorsexamenを取得できますが、カレッジでは博士号が取得できません(一部例外を除く)。また、機関によって提供しているプログラムが異なり、企業、地域などとの密接なつながりを持った独自の教育を展開しているところもあります。

文部科学省、世界の学校体系(スウェーデン)より引用

2学期制
秋学期:8月下旬/9月上旬~1月中旬
春学期:1月中旬~6月上旬

スウェーデンの有力大学のひとつルンド大学では、2024/2025年度、次のような学事歴となっています。
秋学期:2024年9月2日~2025年1月19日
春学期:2025年1月20日~2025年6月8日

スウェーデンの大学は原則として秋入学ですが、一部の大学やプログラムで春入学を受け入れている場合もあります。

スウェーデンの大学では、欧州単位互換制度(ECTS)にあわせ、AからFの6段階評価を採用しています。AからEが合格点、Fについては落第(Fail)を意味します。
1週間の授業が1.5単位で、通常、一つの科目を1週間連続して学び、5週間で7.5ECTSを取得します。10週間で15ECTです。1学期は20週間なので、1学期で30ECTS、1年間(2学期)で60ECTSとなります。ただし、単位の取り方には色々な組み合わせ方があるので、希望する大学への確認が必要です。

スウェーデンはの大学では、ボローニャプロセスの枠組みに基づき、高等教育で取得できる資格について下記の通り、3サイクル制をとっている。

○第1サイクル(First Cycle)
準学士号/短期大学士号
Hogskoleexamen(Higher Education Diploma):2年間(120ECTS)
学士号
Kandidatexamen (Degree of Bachelor):3年間(180ECTS)
※教育学士号は210ECTS

○第2サイクル(Second Cycle)
修士号
Magisterexamen (Degree of Master):1年間(60ECTS)
Masterexamen (Degree of Master):2年間(120ECTS)
上級修士号(修士号と博士号の中間学位)
Licentiatexamen (Degree of Licentiate):2年間(120ECTS)
上級修士号は、スウェーデン独特の学位で、修士号取得後にさらに大学院で2年間フルタイムの研究をします。より高度の能力を有する人材を求めつつ、博士では能力が過剰すぎるとするスウェーデン企業の要望に応えた学位と言われています。その後、さらに研究を続けて博士号を取ることも可能です。

○第3サイクル(Third Cycle)
博士号
Doktorsexamen (Degree of Doctor):4年間(240ECTS)
Ph.D.(Doctor of Philosophy)
専門職学位
Professional Degree:4~6年
取得単位や修学年数は専攻によって異なります。弁護士、ソーシャルワーカー、医師、エンジニア、教師、獣医などの高等専門教育課程です。

独立行政法人日本学生支援機構(JASSO)は、
文部科学省が所管する団体です。
学生支援を先導する中核機関として、「奨学金事業」
「留学生支援事業」および
「学生生活支援事業」を
総合的に実施し、
次世代の社会を担う豊かな
人間性を備えた創造的な人材を育成すると
ともに、
国際理解・交流の促進を図ることを目指しています。