大学・大学院・短期大学・専門学校
交換留学・奨学金留学
体験レポート
留学国・地域:スウェーデン・マルメ
学校名:ルンド大学
専攻名:電気電子
留学期間:25年8月-26年6月
留学形態:修士課程(日本の大学在学中の留学)
奨学金:JASSO給付型「海外留学支援制度(協定派遣)」
留学の動機について
Q. 留学をしようと思った動機を教えてください。
英語を使って実際に生活してみたかったから。
また、海外での博士課程に興味があったので、まず交換留学で雰囲気を知りたかった。
Q. 留学先の国・地域、留学先校を選んだ理由を教えてください。
基本的に日本から離れた場所で生活してみたい気持ちが強かった。スウェーデンが行ってみたい国の一つであったというのもあるが、私の指導教員のツテがあり、そこの研究室で滞在、研究させてもらえる見込みがあったのでルンド大学になった、という側面もある。
Q. 留学に対する家族の反応はどうでしたか。
基本的に肯定的であった。費用について多少の相談はしたが、JASSO奨学金の助けもあり、あまり問題はなかった。
留学の準備について
Q. 留学にあたってどのような準備を行いましたか。留学を思い立ってから、情報収集・学校選定・出願・ビザ申請など、それぞれの準備について教えてください。
行きたい地域、学校をひとまず絞り込んで、指導教員に相談しておすすめをしていただいた。情報は交換留学体験記をはじめ、ネット上でかなり前から調べた。
Q. 参考にした情報媒体があれば教えてください。
交換留学体験記、スウェーデン移民庁公式サイト
Q. 入学や学生登録の手続き、ビザの手続きなどはどのように行いましたか。
スウェーデン移民庁の仕事は極めて遅い。3か月前から準備して最短で申し込んだと思ったが、residence permit到着は出発日ギリギリだった。
なお、公式ウェブサイト上には催促は無意味と書いてあるが、粘り強く、急いでいる旨を丁寧に送り続けると対応してくれる可能性がある(自分はそうだった)。
Q. 留学中の住まいはどのように探しましたか。
Bopoolen.nu / AF bostader抽選 / LU accomodation
基本的にLU→AF→Bopoolenの順に申請者があふれてくるので、逆に人が空いているBopoolenに先に申し込むのもアリ。また、Malmoの交通機関は結構快適なので、生活環境が妥協になりやすいLundに住むことにこだわらず、Malmoに住む方を強くお勧めしたい。
Q. 語学学習はどのように行っていましたか。
全て英語で生活した。
スウェーデン語は何も勉強しなかった。する意欲自体はあったが、機会を逃し続けた。将来移住する人以外、スウェーデン語は必要はないが、やはり勉強したほうが滞在もより楽しくなると思う。
Q. 留学(あっせん)サービスなどは利用しましたか。
なし
Q.留学にはどのくらい費用がかかりましたか。留学の資金調達はどのように行いましたか。
奨学金の情報は配布されている通りなので、あとは時間をかけて読む意志があるかどうかだと思う。
留学の費用は、月家賃9万、食費6万、その他3-4万くらいだったと思う。JASSO奨学金で月11万をいただいていたので、負担はかなり減った。(ありがとうございました)
留学中の様子について
Q. 留学中の学校生活はどうでしたか。日本の学校との違いや、海外の学校だからこそ苦労すること、学校生活での楽しみなどを教えてください。
授業は座学に加えて、実験も盛り込まれていて、少人数グループに分けられ、実践的な知識もある程度は学べる。ちなみにPhDの学生がこのTAとして酷使されていて可哀そうだった。時々プロジェクトとして他生徒と協力することもあるが、コミット具合は人それぞれだった。nationという学生団体が選べ、そこでパーティが度々開かれるみたいではあったが、自分は興味がなかったので参加しなかった。代わりにLundやMalmoのバスケットボールチームに参加した。バスケはスウェーデンでは人気がないのか、場所探しに非常に苦労した。また、開始時間も20~21時と、日本では信じられない遅さだったのが不満だった。
英語で全てが進行していくので、最初はいろんなアクセントの聞き取りに苦労した。特に、研究室のPhDの先輩は、速い割にボソボソ喋るので、何度も聞き返した。不思議なことに、時間が経つとかなり聞き取れるようになってくるので諦めずに聞き続けることが大事。
Q. 学校外の生活はどうでしたか。寮などでの生活や休日の過ごし方、町の治安などについても教えてください。
私はMalmoの学生シェアハウスで暮らした。秋学期ではメンバーがフランス、イタリア、ポーランドなど各国出身の人がいて、とても仲良くなった。一緒にごはんを食べ、夜にはほぼ毎日ボードゲームをし、週末は外へ遊びに行った。Lundまで50分だったのもあり、基本的には学校内より、家のメンバーで遊んでいた。
春学期で、ほぼ全員が帰ってしまったのでメンバーが総交代したが、次はスウェーデン人が7人来た。今度も仲良くなれるかと期待したが、「スウェーデン人はシャイ」という噂通り、非常に難しかった。
町の治安はとても良く、トラブルには遭遇しなかったが、用心するに越したことはない。
Q. 留学中の生活で大変だったことを教えてください。また、それをどのように克服、対応しましたか。
訪問先の研究室が思った以上も行動が遅く、また、実験系の研究室にありがちなことに、非常に頻繁に機器のトラブルを起こしていた。あらかじめ話していた予定では1年間の間実験をさせてもらうはずだったが、いざ着いてみると、ほとんどすることができなかった。日本では自分の同期が日々進捗を生み出していることを考えると焦りがあったが、だからこそ、この一年で学業以外のことを学ぼうと心構えを変えた。
物価は高く、外食はしたくないので、自炊が基本。毎日ちゃんとしたものを食べようとするとそれなりに手間はかかる。食べ物のバラエティもあまりないので、自炊が上手くないと段々飽きる。海に囲まれているから魚が豊富かと思ったが、サーモンしか選択肢がない。ここは自分で代替を探すしかないと思う。
滞在が1年未満だと銀行口座が開設できないので、送金などで多少不便だった。Wise、Revoultなどのサービスで多少はマシになる。
Q. アルバイトやインターンなどの活動はしていましたか。
特になし。
留学後について
Q. 留学を経験してみて感じたこと、学んだことはありますか。留学前と比べて成長した面はありますか。
留学前はヨーロッパでの研究に漠然とした憧れを感じていたが、いざ行ってみると結局やることはどこも同じで、良い点悪い点合わせて現実を理解できたと思う。それに伴い、日本で生活する良さについても気づきがあった。
また、ルンド大学では色んな学生がいて、働いてから学生に戻った人、学生の間に休学してなにかしている人、極端な話では戦争から逃れてここにいる人もいた。自分は高校、大学とほぼ既定路線のように進んできたが、もう少し自分の進路について柔軟に考えてもいいのではないかとは思った。
月並みではあるが、留学全体を通して、自分の価値観は大きく変わったと思う。
Q. 留学後の進路について教えてください。
博士課程への進学を盲目的に考えていたが、もう少し色々な選択肢を考えてみたいと思う。
Q. 最後にこれから留学をする方へのメッセージ・アドバイスをお願いします。
当初の計画は頓挫してしまい、学業・研究面だけで言えば、1年の時間を非効率に使ってしまった。それでも、自分の長い人生の中で見れば、極めて有意義な期間を経験できたと思う。多くの人が言うように、しないで後悔するより、やって後悔する方がいいと思うので、迷っている人はぜひその一歩を踏み出してみるといいと思う。もしもっと情報が聞きたいなら喜んで答えるのでご気軽にどうぞ。
スウェーデンの体験レポート一覧へ戻る